退院後は、骨粗鬆症の治療を継続し、環境を整えたり、安全に外出する工夫をしたりと、再び骨折をしないようにすることが大切です。
太ももの付け根を骨折したお年寄りが、退院後に反対側を骨折することがよくあるためです。
外出時は、杖を活用すると体のバランスがとりやすくなり、転倒を防げます。
また、靴はかかとが低く、滑り止めがついてるなど、歩きやすいものを選びましょう。
バッグは、リュックにすると両手が自由に動かせるので便利です。
しかし、お年寄りの骨折の多くは、外出先より住み慣れた住宅で起こっています。
必要に応じて、手すりをつける、段差をなくすなど住宅の改修を行ないましょう。
床に散らかったものを片付けたり、電気のコードは部屋の隅に固定するなどして、つまずかないようにする事も必要です。
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